子供が発達障害で、マイペースで困っているというケースは多いと思います。
なるべく集団行動ができるようになってほしいと思うものですよね。
- マイペースな子はどうしたらいいのだろう。
- 専門家の目線で解決策が知りたい。
上記のように悩む人に向けて、元支援級担任の立場から記事を書いていきたいと思います。
2分程度で簡単に読むことができますので、見てみてください。
発達障害でマイペースな子はどうしたらいい?

まずは、マイペースであることをしっかりと認めてあげることが大切です。
マイペースだと、すぐに直さなければいけないと感じるかもしれません。確かに直していくことは大切ですが、自己肯定感を下げないようにすることが1番必要です。
発達障害の子は日常生活で難しさを抱えていることも多いので、そもそも自己肯定感が低くなっていることが多いです。
加えて、マイペースであることまで否定されてしまうと大きく自信を無くしてしまうことでしょう。
自己肯定感が低くなると、問題行動なども増えてくることも考えられます。そのためにまずはマイペースでもいいので大人が寄り添ってあげることが大切です。
優し声かけをすることで、子供も自分から改善しようという気になってくるので効果的です。
見通しを持たせよう
自閉症の子がマイペースな場合は、そもそも事前の指導が足りていない場合もあります。
あらかじめやることがわかっている場合は、1日のスケジュールや時計のイラストなどを見せながら流れを確認していくことが大切です。
視覚化して、見えるようにしておくことはとてもいいです。
支援学校などでも朝の最初に1日の流れを確認したりしているので、周囲のペースに合わせられるようにしっかりと確認をしておくようにしましょう。
友達の助けを借りる
発達障がいでマイペースな場合は、友達の力を借りるのもありです。
友達と遊ぶ場合は、「マイペースかもしれないから、その時は遠慮せずに本人に言ってね。」と親が伝えておくのもありでしょう。
学校でも発達障害でマイペースな場合は、友達が声かけをしているケースも多くあります。
やはり友達だと身近だったり、歳が近いこともあるので子供自身もしっかりと耳を傾けることが多かったりします。
友達の力は大きいので、ぜひ頼ってみてくださいね。
担任の力を借りるのもおすすめ

マイペースを直すためには、学校の担任の先生の力を借りるのも結構大事だったりします。
マイペースな子は1人や2人クラスにいるものですが、その人たちを担任がどう思うかによって子供の学校での過ごし方も変わってきます。
たとえば、担任と保護者の関係が悪かったりすると子供も学校で過ごしにくかったりします。
担任も人間なので、嫌な保護者だったりすると子供にも影響が出やすかったりします。
上手な保護者だと連絡帳などであらかじめ「マイペースな子ですみません。」「先生のおかげで楽しく学校に行ってます。」というように先生を褒めていることが多いです。
お世辞でもいいので伝えておくことで、担任との関係が良くなり子供が学校で過ごしやすくなります。マイペースでも許してもらいやすくなるわけですね。
学校での過ごし方などが気になるという人はあらかじめ連絡をしておいて、担任の力もたくさん借りるようにしていきましょう。
大切なのは親のフォロー

マイペースな子が楽しく過ごすためには、親のフォローが欠かせないです。基本的にマイペースな子が困る時期は「学生時代」が多いです。
社会人になっても困ると感じるかもしれませんが、今はフリーランスや個人事業主なども増えてきているので将来的にマイペースで働ける仕事はあります。
しかし、学生時代はどうしても集団行動が多くなりがちです。
親子で1日の流れを確認しておいたり、友達と一緒に過ごすにはどうしたらいいかなどを積極的に話し合うように心がけましょう。
また、マイペースな子はずっと人と一緒に過ごすのが苦手だったりします。そのため、時には1人で過ごせる環境を親が作ってあげることも必要です。
1人でゆっくり過ごすことができれば心が安らぐので、友達と一緒に過ごすパワーも湧いてくることでしょう。
ぜひ工夫してみてくださいね。
まとめ
マイペースな子との接し方は難しい部分でもあると思います。
今回の記事を参考に、考えていただければ幸いです。