時間割の作成方法について、分からないと悩んでいる人は多いと思います。
正しい時間割を作成しないと、時数などにも響いてくるので間違えないようにしたいですよね。
- 良い時間割の作成方法が知りたい
- 時間割の作成はどんな手順で行えばいい?
今回は上記の悩みを持つ方に向けて、元教員の立場から解説していきます。
3分程度で簡単に読むことができますので、ぜひ見てみてください。
時間割の作成方法について

時間割の作成については、以下の4つの手順で行うと上手に作ることができます。
- 専科の授業を確認する
- 教室割を確認する
- 学年の交換授業を確認する
- 自分の授業を入れていく
授業は、他の先生や教室の調整によって決まっていきます。
そのため、すぐに自分の授業を入れないように注意しましょう。
以下で具体的に解説を行っていきます。
専科の授業を確認
はじめに、専科の授業を調整していきます。
音楽や図工などの科目は、専科の先生が授業を持つことがあります。
専科の授業については、他のクラスとかぶってはいけないので最初に授業を組んでいくのです。
自分のクラスが、「何曜日の何時間目」に専科の授業が入るのかを確認しておきましょう。
専科の先生の方から、「どの時間に授業を入れてほしいですか?」などと逆に聞かれることがあります。
そんな時は「〇〇先生(専科の先生)の都合の良い時間で大丈夫ですよ〜」などと相手に気づかいをしておくと人間関係も良くなります。
教室割を確認
次に、教室割を確認しておきましょう。
たとえば「体育館や校庭・図工室」などはクラスごとに使える時間が決まっていたりします。
せっかく体育館を使える時間なのに、その時間に「国語」の授業などをしていてはもったいないですよね。
特別教室が使える場合は、その時間にあった教科を組み込んでいきましょう。
教室割を確認しておかないと、毎回「この時間に体育館使わせてくれませんか?」と他の先生に聞きにいかなければなりません。
かなり面倒ですよ笑
注意をしましょう。
交換授業を確認
学年内でも、授業を交換して行う場合があります。
たとえば1組の先生は「音楽」が得意で、2組の先生は「図工」が得意だとしましょう。
この場合、両方のクラスの「音楽」を1組の先生が担当し「図工」を2組の先生が担当することがあります。
それぞれの得意科目に合わせて、授業を交換するんですよね。
交換授業をするためには、1組と2組の「音楽」「図工」が同じ時間に入っていないといけません。
そのため、あらかじめ学年内で交換授業を行うかどうか確認をしておきましょう。
自分の授業を入れる
上記ができたら、初めて自分の授業を入れていきます。
自分のクラスのことなので、割と自由に入れてしまって構わないでしょう。
ただ「時数」には注意が必要です。年間で必要な授業数は決まっていますから、しっかりと達成できるように授業の数を調整していきましょう。
やり方としては、「年間に必要な授業数➗1年間の週数(35週程度)」で計算します。
すると、それぞれの教科で1週間に必要な授業の数が出せます。
そのまま、時間割に当てはめていけばいいだけです。
個人的には午前中は子どもの集中力があるので、「国語」「算数」などの頭を使う教科をいれるのがおすすめです。
午後は、給食を食べた後で眠くなったり集中力が下がってくるので「体育」や「図工」などの教科を入れるとラクです。
まとめ
時間割は後で変更がしにくいので、正しい順序で作ることが大切です。
今回の記事を参考にしつつ、作成に取り組んでみてくださいね。