教員を目指す人が減って、倍率が下がってきているともいわれています。
ブラックな現状もあって、風当たりも強いですよね。
とはいえ、
- 教員の仕事に良い部分はないの?
- 働くメリットが知りたい
と考えている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、実際に教員として働いた筆者が教員のメリットについて解説していきたいと思います。
現役教員で、疲れ切っている人なんかはこの記事を読んで教員の良さを再確認してみてください。
3分程度で読むことができると思います。
教員として働くメリット

教員として働く良さとしては以下のものが挙げられます。
- マルチタスクが身に付く
- 社会的信用が高い
- 給料が安定
順番に解説していきたいと思います。
マルチタスクが身に付く
個人的に1番大きいと思っているメリットがこの「マルチタスク」が身につくということです。
私もバイトで運送・飲食・学童保育などいろいろな仕事を見てきましたが、教員の世界は圧倒的に1人が行う仕事量が多いと思っています。
これは教員の多忙化ともいわれるように、年々仕事が増えていることが理由と言えます。
本当ならば、教科指導・生活指導をするのが教員の仕事ですよね。
しかし、放課後活動・パトロール・事務仕事など教員以外がやるべき仕事もたくさんあるわけです。
教員は便利屋みたいなものでひどい扱いですが、マルチタスクが身につくという面ではメリットがあるのかと思います。
また、子供と接している時も1人だけを見ていれば良いわけではありません。
30人〜40人程度の大人数を見なければいけないこともあるので、たくさんのことを同時にこなさなければいけないですね。
常にマルチタスクだといえます。
社会的信用が高い
社会から大きく信頼されているというのは、教員のメリットでしょう。
特に年配の方であれば、先生に対するリスペクトは大きいのでかなり大切にしてもらえます。
また、公立教員であれば公務員ということもあって信用があります。
家を借りたり、ローンを組んだりするときにはありがたいといえるでしょう。
給料が安定
給料が安定しているのも、メリットが大きいです。
公立学校の先生であれば安定しているのはよくわかりますね。私立教員でも固定給として安定的にお金をもらうことができます。
給料が安定していることに対して私はそれほどメリットを感じていなかったのですが、実際にフリーランスになってみてその魅力を実感しています。
やはり、決まった日にお金が入ってくるというのは心を落ち着かせるためにはとても必要なことですね。
言い方は悪いですが、公立であれば他人に仕事を押し付けたり生徒や保護者から人気のない先生でも給料をもらうことができます。
仕事ぶりに関係なく給料をもらうことができるのです。
身体が壊れそうなら辞めていい

ここまで教員の仕事についてのメリットを書きましたが、正直身体が壊れそうなほど仕事が大変ならば辞めてもいいと思っています。
特に公立教員であれば、病気で休職してもある程度の給料が保障されているのでつい待遇が良いと思ってしまいがちです。
しかし教員の待遇は年々悪くなっていますし、業務効率化もできていないので無理して続けるメリットはないと思います。
また、教員をしている人の多くは自分たちの仕事が最高だと思っています。
「安定した給料・他の人よりも上に立っているという優越感」があるので、そういった人から引き止められるようなこともあるかもしれません。
でも教員の仕事が偉いわけではないですし、マジメに仕事に取り組んでいる方であれば他の仕事でも全然通用するでしょう。
しかし、身体が壊れてしまっては復活までに時間がかかってしまいます。
辞め方については、以下の記事でも解説しています。
ぜひ、自分の体を大切にして過ごしてくださいね。
まとめ
今回は、教員のメリットについてでした。
教員として働く良さはありますが、割と違う仕事でもカバーできるかなという感じです。
とはいえ、教員で身につけたマルチタスクは多くの場面で使えるのでぜひ自信をもってくださいね。